中国、清の文学者。山東省淄川(しせん)県の人。字は留仙または剣臣、号は柳泉居士。文語怪異小説集『聊斎志異(りょうさいしい)』の著者である。
夙に文名があり、施閏章や王士禎などの詩人から認められていたが、郷試(科挙の一次試験)には落第を続け、康熙29(1690)年、約30年間目指していた及第を妻の劉氏の諌めで断念。時に彼は51歳であった。以降、故郷で家塾の教師をして暮らした。
多くの著作があるが、幽鬼や狐の人間との交わりなどを描いた『聊斎志異』が最も有名で、日本でも多くの翻案・翻訳がある。
青空文庫作家別作品リスト:蒲松齢
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